シンボルの対称複写ができない…?!

CADCityでシンボルの向きを変えたいのに、対称複写だけでは反転できない…」
とお困りではありませんか?
実は、シンボルの情報を保持したまま反転させるには、
対称複写のあとに専用の『SY反転』コマンドでの処理が必要です。

シンボルは、「編集」>「移動」>「対称複写」だけでは反転できない仕様となっております。
反転をすると、別のシンボルに情報が変わってしまうためです。

シンボルを対称複写しているのに、対称に複写されておらず疑問に感じること示す画像

今回は、「SY反転」を使ったシンボルの反転の仕方について
詳しくご説明いたします!

①まずは通常通りシンボルの「対称複写」を行う

1.「編集」>「複写」>「複写」を選択します。

編集メニューから複写コマンドを選択する画面


2.複写したい対象を枠で選択→「完了」を押します。

複写コマンドを立ち上げたときに出てくる画面
複写したいシンボルを枠で選択し、選択を完了している画面


3.「5.対称」の部分で、どの部分を対称の基準にするかを選択し、実行します。
  ↓は垂直の場合です。

選択したシンボルを、垂直線を基準にして左右対称に複写しようとしている画面

②反転したシンボルを「SY反転」処理する

1.「編集」>「シンボル処理」>「SY反転」を選択します。

編集のシンボル処理メニューの中のSY反転コマンドの選択をしている画面


2.CSBは下記の通りに設定
Ⅰ.上下で反転する場合
└「水平」ボタンを最初に押して下さい。
 「水平」モードにすると、自動的に角度が「0°」になります。

SY反転で、上下に反転させる場合のCSB(コマンドサブボックス)の設定画面

Ⅱ.左右で反転する場合
└「垂直」ボタンを最初に押してください。
 「垂直」モードにすると、自動的に角度が「90°」になります。

SY反転で、左右に反転させる場合のCSB(コマンドサブボックス)の設定画面

Ⅲ.要素を基準に反転する場合
└「要素」ボタンを押して、基準にする要素を選択してください。

SY反転で、壁や基準線などの既に図面の中にある線を基準にしてに反転させる場合のCSB(コマンドサブボックス)の設定画面

Ⅳ.基準の線を自由に設定して反転する場合
└「2点」ボタンを押して、基準にする線を作図します。
  始点と終点を指定してください。

SY反転で、自由に基準の線を決めて、その線を起点に反転させる場合のCSB(コマンドサブボックス)の設定画面


3.先ほど反転したシンボルを枠で選択します。

対称複写で複写したシンボルを、SY処理のために枠で囲って選択している画面

4.右クリックで実行してください。

枠で囲って選択したシンボルがSY処理をされて、うまく対称になっている状態の画面

いかがでしたでしょうか。
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